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角田知香(すみだ ちか)

4歳からピアノを習い始める。

室内楽を愛するピアニストとして活動する中で、音楽学の素晴らしい教授たちとの出会いにより、音楽と絵画の研究のおもしろさに目覚める。イギリスにて音楽と視覚芸術の研究で修士号をおさめ、芸術学での活動とピアノ演奏の両方を融合させる活動を展開している。現在は演奏会、音楽講座へのゲスト出演(講演会含む)、「音楽と絵画」に関する執筆活動、芸術関連の英語記事の翻訳など、多岐にわたって活動している。

大阪教育大学教育学部芸術専攻音楽コース卒業、桐朋学園大学院大学音楽研究科演奏研究専攻(修士課程)修了。卒業後はピアニストとしての演奏活動、音楽講師、音楽と美術に関する講座講師などを経て、イギリス・キングストン大学に留学する。音楽学専攻で修士号をおさめ、卒業論文《The interaction between visual arts and music in the 20th century》 (20世紀における視覚芸術と音楽の交流)は最高評価を得て最優秀賞を授与される。

大阪教育福祉専門学校ピアノレッスン講師としての勤務に加え、音楽・美術に関するレクチャーや講演を積極的に行う。ゲスト講師として音楽・芸術講座に招かれることも多い。大阪教育大学シニアカレッジや文化講座「翠曜塾」での演奏・講義や、神戸新聞文化センター内においてピアノ演奏を含む「音楽と美術の素敵な関係」と題したレクチャー全24回を開催。

講座例:「ドビュッシーと近代絵画」「画家クリムトとベートーヴェン第九」「二人の天才 ショパンとドラクロワ」「夜想曲と夜の絵」「シェイクスピアに魅せられた音楽家たち」「スクリャービンと色彩」「美しきアラベスクの世界」など。

現在クラシック音楽ウェブマガジンCOSMUSICAにて「絵画と音楽」を連載中。美術と音楽をクロスオーヴァ―したユニークな視点ながらも、分かりやすく幅広い読者の方に楽しんでいただける記事執筆を目指して日々切磋琢磨している。

第17回姫路パルナソスホール フレッシュコンサートオーディション合格、第32回日本ピアノ教育連盟ピアノ・オーディション全国大会出場。これまでにピアノソロを松本裕子、名畑ゆかり、志賀美津夫、若林顕、上田晴子の各氏に、室内楽を藤原浜雄、銅銀久弥、若林顕、上田晴子の各氏に師事。ヨーロッパ各地のマスタークラスにてジャン=マルク・ルイサダ、パウル=バドゥラ・スコダ、アキレス・デル=ヴィーニュらのレッスンを受講。音楽学を近藤秀樹、西原稔、Helen Julia Minorsの各氏のもとで学ぶ。

これまでに関西で多くの自主企画室内楽コンサートや依頼によるゲスト演奏を行う。大学や学校関係、高齢者施設、病院、ロビーコンサートなど様々な場所で演奏してきた。留学先イギリスでは更に可能性を広げ、ロンドン・ポーランドにて演奏会開催、オーケストラの中での即興演奏、バレエのためのピアノ伴奏やギターやバンドとのセッションなどジャンルを超えた音楽活動を行い、高く評価される。